DX顧問サービスを開始しました

DX顧問となって頂ける方を募集しております。LINE友だち追加で簡単!3秒で登録完了です。案件はLINEにて配信しておりますので、足元稼働予定がない方でも、お気軽に御登録頂けましたら幸いです。LINEはこちらから。


1.DX顧問サービスを開始するに至った理由

1.1. これまでの経験

学生時代は少しだけでしたが、みずほ証券時代は主にプログラミングをしていました。そして2011年に起業して現在に至るまで、データを可視化する自社サービスを運営する一方で、様々な企業のお手伝いをしてきました。支援内容は、受託開発とITコンサルティングです。2018年頃までは、IT系の事業者様が主なお客様でした。一方2018年頃から、IT系以外の事業者様とのお付き合いも増えてきました。こうした中で、お客様から「ITに関してわからないことだらけで、教えてほしい」という要望を頂くようになりました。

 頂いた相談内容には、大きく分けて2つ特徴がありました。1つ目は、「〜〜のセットアップ方法がわからない」「メールアドレスをGmailで受け取れるように設定してほしい」といった、いわゆる一般的にいう情報システム寄りのものです。


 2つ目は、会社の成長のためにDXを取り入れたいが、何をやったら良いか、どの様にやったら良いかがわからないというものでした。今後の自社の成長を支える屋台骨となる内部統制のしくみをつくりたい。働く人が入れ替わっても変わらず会社が成長できるような仕組みを作りたい。こういった意向からの相談を頂くようになりました。


中には、売り上げ管理、仕入れ機能、棚卸機能、ワークスケジュールの予測と実績、ワークフロー、動画マニュアル、各種書類保存、スケジュール管理、KPI指標、SmartHRにおける人事機能などのデータを一元化したい、というご相談も頂きました。


これはグループウェアの導入ということになるのですが、これだけやりたいことがあると、どのグループウェアが最も適しているかの調査にもITの知見が必要ですし、何よりSmartHRの人事機能が閲覧できるグループウェアなんてありません。。というわけでここでも一工夫が必要になります。このSmartHRのグループウェアへの取り込みは、SmartHRからグループウェアで国内で有名な、kintoneに対してデータを登録出来るかどうかを調査・検証するために、小規模の開発を行いました。


このように、情報システムよりのご相談も、成長のためのDX化のご相談のどちらも、ITのバックグラウンドが必要になります。


こういったことで困っている会社さんがある。相談して下さった会社様は、どちらも本業は素晴らしい事業をされていて、ITのリソースが少しあれば、更に本業が成長できそうである。こういった会社様のお役に立てたら、と思ったのがきっかけでした。

また、DX顧問サービスの立ち上げには、社会環境の変化も関係しています。

 

1.2. 社会環境の変化

2つめの理由は、社会環境の変化です。ここ10年ほどの間に多くのクラウドサービスやソフトウェア(以降、まとめて業務アプリといいますね)が世に出てきました。


これは多くの問題を解決しましたが、一方でまた別の問題を生み出してきた様に思います。また変わらず問題として残り続けているものもあります。


解決した多くの問題:これは言うまでもないかと思います。手作業でされていた、エクセルで管理されていた等の事務のうちのいくらかが、削減されました。多くの会社が恩恵を受けていると思います。

生み出された別の問題

問題その1: サービスが多すぎて、機能が豊富すぎて選べない

業務アプリを導入しようとしても、候補が多すぎるように思います。その上どの業務アプリも機能がとても豊富に作られています。そのせいで、何が出来るのかわかりづらくなってきています。利用者側は、導入への要件がたとえ明確であっても、アプリ側の機能がわかりづらくて判断できないか、または技術的な調査を要する場合が多く、簡単に選定ができないという問題が起こるようになってきました。

問題その2: カスタマイズが出来すぎて、利用できない

企業側の個別業務になるべく対応できるようにするために、多くの業務アプリは「自由にカスタマイズ可能」を謳っています。これはとても素晴らしいことだと思いますが、一方、使い方が難しすぎて、業務に合うようにカスタマイズが出来ない、という負の側面を生み出しています。そうなると、結局ITのバックグラウンドが無いと導入は難しいのではないかと思います。

問題その3: ID管理が大変、社員もアクセスが大変

クラウドサービスが沢山あると、社員の入社・退職が多い会社はIDの追加・削除業務が無視できなくなります。また社員も、各サービスにいちいちログインする必要があるので、負荷が大きいですね。

問題その4 : 特殊業務の場合、カバーしきれず、補完的業務が発生する

業務次第では各社各様の個別業務がある場合が多く、業務アプリでは完全に業務が無くならない、ということがよく起こります。とするとどうするのかというと、結局そのサービスからCSVでダウンロードし、残りの業務をエクセルで行う、という補完業務が発生することが往々にしてあります。これではコストを払って業務アプリを利用している意味があまり意味がありません。


問題その5 : 利用している業務アプリが多すぎて、社員に浸透しない

せっかく社員との意識共有が図りたくて導入した業務アプリでも、それが多すぎると結局社員は使わず、意識共有が図れない、ということが発生してしまいます。


変わらず残り続けている問題

社内業務は各社共通しているものもあれば、各社各様のものもあります。一般的に利用されている業務アプリは、業務アプリの提供側から見ると「できるだけ多くのの会社の業務負荷削減」が優先になります。よってこの10年に世に出た業務アプリを思い起こすと、「各社共通している業務」を削減するものが多いように思います。

今後は各社固有の業務を解決する業務アプリも登場が増えていくとは思いますが、現状ではまだその途上、という状況かと思います。つまり変わらず残り続けている問題としては以下のようなものがあります。

問題その1: 各社固有の業務

上で説明した通りです。これが業務アプリによって完全に解決される日はほぼないと思います。日々様々な会社で新しい業務が生まれていて、業務アプリの提供側もこれに完全に対応することは難しいでしょう。


問題その2: 情報システム業務

昔から変わらずある、情報システム業務は、無くならないでしょう。「メールアドレスをセットアップ」「ドメインをセットアップ」「Google WorkPlaceをセットアップ」のようなものです。


 この「生み出された別の問題」と「変わらず残りづつける問題」は、現状ではシステムなどでは解決できず、人の手で対策を打っていくしかありません。ただ、規模としては内製システムの開発を外注するような、規模の大きいものではありません。とすると、誰に聞いたら良いのか、お困りになる会社様も出てくるかと思います。この問題を「DX顧問サービス」でお手伝いできるのかな、と考えています。


 2. DX顧問サービスの紹介

2.1. 特徴

DX顧問サービスは、「あなたの会社のDX相談役に」というコンセプトでスタートさせました。ヴィクセスとしての強みは以下4つになります。

特徴1: DXの相談受付

DX, ITに関する内容であれば、どんな内容でもお受付可能です。社外IT担当として、いつでも電話・メール・チャットにて、相談をお受付します。

特徴2: 売上アップや高コストの要因を判別

売上アップや高コストの要因を判別します。売上アップの場合には、データ分析を行うこともあります。コスト削減を御要望の場合には、業務について深くお伺いし、その要因を判別します。

特徴3: 要件に応じた解決策を提示

必要に応じて行った調査や実証検証の上で、ご相談内容を解決できる解決策を提示致します。ご相談をお受けした上で、例えば「ソフトウェアの選別」などのようなものの場合、要件をお伺いした上で、候補先のソフトウェアを調査致します。場合によっては小規模なプログラムを書いて、実証検証を行うことなどもあります。解決策は、要件によって1つの場合も、複数の場合もあります。複数の場合には、それぞれのメリット、デメリットを説明します。

特徴4: 短期的な施策から中長期的な会社の方向性までかんがみた支援

これは林がこれまでの経験を通して感じたことです。足元の相談内容に対して解決案が複数あるような場合でも、今後のIT化の方向性に応じて、無駄のないような解決案を取る必要があります。そういったことを検討項目に入れずに場当たり的なごシステム化をしてしまうことによって、

・ 一度導入したシステムが、次の新システム導入の際に利用できなくなり、結果導入済みのシステムを破棄しないといけなくなる

・ 新システムとの導入済みのシステム間がスムーズに連携できず、無駄な中間プログラムが必要になる、といったことが起こってしまう

こういったことを防ぐために、しっかりと中長期的なシステム化の方向性について、お話を聞きます。
2.2 ヴィクセスの強み

一方、ヴィクセスの強みは次のようなものです。

強み1: データを活用した施策が得意です

DX顧問を担当させて頂く林は(この記事も林が書いています)、元々データを見て理屈をこねるのが大好きでした。データは分析だけではなく、「集める、加工する、可視化する」の3つあります。この3つ全てに対して、多くの経験があり、ノウハウを有しています。なかでも「集める」が最も難易度が高く、ヴィクセスとしては強みとしてあげられるところえす。

強み2: ITによる業務効率化が得意です

これまでサラリーマン時代も含めて、多くのプログラムを開発してきました。業務を理解した上で、抽象化し、システム化を行い、効率化を図る、という経験を数多くしてきました。どのようにして効率化を図るか、ということについても、プロジェクトを通して多く学ぶ機会があり、多くの選択肢をもてるようになり、強みとなっています。

強み3: 劇的にコスト削減できる提案が得意です

林は世界中のクラウドサービスを調査・試用するマニアです。海外のクラウドサービスの中には、日本には存在しないものもあれば、日本にもあるけれども、大幅に安価なものがあります。負担のない形で海外製のクラウドサービスを導入することで、劇的なコスト削減が可能になります。これもヴィクセスとしてはの強みです。

強み4: ご相談に対して、数多くの提案が可能です

2012年に創業して以来、数多くのプロジェクトに携わらせて頂きました。それだけではなく、普段から趣味ということもあり(笑)、最新のクラウドサービスやIT動向を調査しています。この知見を生かしたご提案が強みではないかと考えています。

2.3 プラン構成について

プランは3種類用意致しました。ライトプラン、スタンダードプラン、エンタープライズプランの3つです。大きく違うのは、ご相談件数と、その内容です。

活動内容でプランによって変わるのは、「小規模開発での実証検証」「データ分析」「海外事業者への英語での技術面での打ち合わせ」です。会社のDX化を行う上で、どうしてもご相談頂いた内容が可能かどうか、あるいは提案しようとしている内容が実行可能かどうかを調べるために、実証検証が必要な場合があります。

そのためスタンダードプランでは、小規模開発を伴う実証検証を提供項目に含めました。そして、データ分析は、エンタープライズプランに含まれています。こちらは、多くの場合売上データの分析などかとは思いますが、どの様な内容の分析でも対応可能です。データベース、Google Analytics, ソーシャルデータなど、データの様式も問いません。

そして「海外事業者への英語での技術面での打ち合わせ」ですが、こちらは海外へとITプロダクトの販路を拡大されたい企業様向けのサービスです。海外事業者との英語での技術面でのお打ち合わせを代行致します。

林 高行

株式会社ヴィクセス代表取締役。東京工業大学大学院を修了後、シティバンク、エヌ、エイを経てみずほ証券にてリスク統括部にて金融派生商品の定量分析業務に従事。2012年にヴィクセスを設立。以降IT, ファイナンス領域で顧客を支援。

Previous
Previous

【これまで関わったプロジェクト】歩行データから認証