ついにできるようになった超安価爆速ABテスト

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こんにちは。DX顧問サービスの林です。今日はABテストについて書きたいと思います。

サイトはなんとなく作っても、時間とお金の無駄になるだけです。当たり前ですが、その目的が必要です。BtoBのプロダクトであれば、基本的には「問い合わせ」が目標になることが多いのではないかと思います。


多くの場合はランディングページと呼ばれるプロダクトの詳細な説明のページがあり、そのページに、問い合わせフォームが設置されている、そういう感じだと思います。

誰だってこの問い合わせの量を増やしたいわけです。通常サイトで目標にするものをコンバージョンと言います。ここでのコンバージョンは問い合わせですね。そしてそのためにランディングページを改善する必要があります。ここでABテストっていうのが使われるわけです。

ABテストというのは、元々のページに対して、なんらかの変更を施した状態のものをある一定の割合のユーザーに表示をさせて、変更しない元々のページと、問い合わせ数はどちらのほうが大きいのか、を比較する方法です。これで、問い合わせ数が大きい方を残すのです。そしてまた別の変更を施した状態のものを作り、同様のテストを行うのです。理論的にはコレを繰り返すことで、問い合わせが発生する率というのは上がってくるはずです。

ここまでは前置きで、ここからが本題です。

ABテストにはいくつか種類があるのですが、最も一般的なものは、サイトのボタンなど、一部の要素の色や文言を変更したページを作り、比較するものです。

この方法の良い点は、元々のページは変更する必要がないことです。実際にはGoogle Optimizeと呼ばれるGoogleが運営しているサービスで、ユーザーがページを訪問する時に、ページの上に色や文言の違うボタンを上書きするようなイメージです。

ただ、これ、変えられるのは、あくまでも色や文言レベルまでです。その影響は小さいとは言いませんが、問い合わせにものすごく影響があるようなものでもないとは思います。

一方、本当は色や文言だけが違うようなものではなくて、

  • レイアウトが違う

  • あるエリアが丸ごと違う内容になっている

  • エリアの順序を変える

というようなことをやりたいと思うのです。やりたいですよね?

ただこれは、もとのページとはまた別に、ページを一から作らないといけないので、長年、制作費用と時間がかかると言われてきました。そりゃそうです。LPって一個業者に制作してもらうと30万-50万程度はかかるわけです。となるとこのテストを行えるのは大手のキャンペーンサイトなどに限られるわけです。また、継続的にサイトを修正し続けられるようなウェブサイト制作サービスもあるにはあります。ただそれも、月額費用はすごく高くて、大手にしか利用できないようなものだったわけです。

というわけで、サイトのコンテンツをしっかりと変更したABテストができる余力のある会社さんは現状殆どないんじゃないかと思います。

しかし今、事情が違ってきています。

わたしのブログでもたびたび紹介していますが、WordPressや1から作った静的ページではなくて、SquareSpaceを使えば、これはサクッと出来ます。

SquareSpaceとGoogle Optimizeを使うことで、ほぼ時間も費用も掛けずにテストケースを作れてしまうのです。実際いまご覧になっているこのサイトの「DX顧問バンク」のページでABテストのために、ページの制作とテストの設定を行ったのですが、テストページは1分程、設定5分程で、10分も掛けずにABテストが開始できました。

元々のページ

テストのために追加したページ

上を見て頂けると分かるように、左が元々のページ、右がテストページです。内容自体は新たに作ったものはないですが、エリアの順序が変わっているのがわかってもらえると思います。ユーザーは訪問時にランダムでこの2つのページに割り振られて、そのコンバージョンを測定されるわけです。そしてコンバージョン率が多い方だけを残して、少ない方を削除する。そして少し変更したものを新しく制作し、また、ABテストをする、と。以降繰り返しです。


最後に

というわけで、ついにしっかりとしたABテストが爆速かつ超安価で出来る時代がやってきたのです。BtoBにしろBtoCにしろ、サイトの目的があるはずで、そのためにサイトを継続的に変更することは必須です。作って終了じゃなくて、作った時がスタートです。なのでご参考頂ければ幸いです。

最後になりますが、

  • 提供物自体に訴求力がない

  • そもそも目的のwebページへの流入が少ない

場合には、サイトの改善努力は徒労に終わります。やるべき対策はここに書いてあることではないことを添えておきます。

以上です!

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林 高行

株式会社ヴィクセス代表取締役。東京工業大学大学院を修了後、シティバンク、エヌ、エイを経てみずほ証券にてリスク統括部にて金融派生商品の定量分析業務に従事。2012年にヴィクセスを設立。以降IT, ファイナンス領域で顧客を支援。

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