やらなかった事業アイデア「政府発表よりも前に消費者物価指数を入手できる」金融情報サービス
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こんにちは!DX顧問サービスをやっておりますヴィクセスの林です。前回のブログで、結局やらなかった新規事業の1つについて書きました。今回も同じく結局やらなかった新規事業について1つ書きたいと思います。
事業内容
事業内容ですが、タイトルにも書いた通り「政府が発表するよりも前に消費者物価指数を入手できるサービス」です。政府が発表する前に消費者物価指数が入手できれば、これを元に発表前に取引を行う行うことで有利にトレーディングを行うことが出来ます。金融の世界では、リスク無しでもう儲けられる状態のことを「アービトラージ」と言いますが、まさしくアービトラージを行うことが出来ます。
どうやってやるのか?
実はこのアイデアは、10年以上前から持っていました。しかし当時考えていたのは今の方式とは違います。当時の方式は単純で、
物価指数の算出対象となっているモノの値段を店舗で調べて、計算する
というものです。つまり人海戦術です。何やそれ!って思うかもしれませんが、全く問題ないと思っています。人海戦術でデータを取得すると、人件費の分高コストになるのでるので、どうしても価格は高くなります。でも対象は機関投資家なので、高い値段を払ってでも買ってくれるはずです。
しかし現在は別の方法で取得できます。今は10年前とは違い、基本的にどんなものもオンラインで買うことが出来ますよね?なので、わざわざ店舗に行かなくても、
沢山のインターネット上のECサイトの商品ページをクローリングして取得する
物の名前と価格を取得する
取得後に計算
という手順を踏めば、出来るのです。
そしてどれくらい大変かですが、初期開発は難易度は低いものの開発のボリュームは大きいです。一方運用の難易度は高いです。大量にページを取得することになるので、ページのレイアウトが変わるたびに再開発が必要になります。
ナゼ辞めたのか?
なぜこの新規事業を推進しなかったのかというと
機関投資家への人脈がなかったから。
に尽きます。機関投資家への人脈がないので、仮説を検証することも出来ませんし、営業することも非常にハードルが高いです。
というわけで、元々のアイデアとしては良いと思うのですが、それだけで終わってしまったのでした。
今回は短い記事ですが、このへんで。