在庫コスト

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在庫コストとは?

在庫コストとは、指定期間の間に在庫を保持しておくのに必要となるコストのことを言います。在庫を保持するためには、場所、管理、輸送などを始めとして、いくつかのコストが必要となります。在庫コストを算出するためには、これらの平均的なコストが必要となります。

下の計算方法をご覧になると分かる通り、在庫コストを下げるためには在庫保有率を低く抑え、同時に平均的な在庫コストを可能な限り低く抑えることが重要課題となります。

在庫コストは、生産手法と関係があります。生産がMTOと呼ばれる受注生産(make-to-order)の場合、見込み生産と比べて在庫コストは下がります。一方生産がMTDと呼ばれる見込み生産(make-to-demand)の場合、在庫コストは上がることになります。受注生産は、文字通り、顧客からの受注があり次第、生産を行う手法です。基本的な考え方としては受注がある分だけ商品を生産することになるため、在庫が多く発生する、ということはあまりありません。

それに対して見込み生産の場合、実際に顧客からの発注が来る前から、あらかじめ需要予測をした上で生産計画が立てられるため、予測と現実とのズレの分だけ在庫が発生する事になります。在庫コストは出来るだけ低く抑えた方が良い、という観点に立つと、受注生産の方が良いといえます。しかしながら受注生産は顧客ごとに最適化された商品やサービスとなることが多く、受注毎に多くのコストが発生してしまいます。一方見込み生産であれば、受注毎のコストは低く抑えることが可能です。どちらの方法であっても、適切な在庫コストの管理は非常に重要です。


計算方法

在庫コストは下のような手順で計算されます。

在庫コスト = 在庫保有率 * 平均在庫コスト


林 高行

株式会社ヴィクセス代表取締役。東京工業大学大学院を修了後、シティバンク、エヌ、エイを経てみずほ証券にてリスク統括部にて金融派生商品の定量分析業務に従事。2012年にヴィクセスを設立。以降IT, ファイナンス領域で顧客を支援。

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