コロナ禍で今こそでやろう、DX人材へのリスキリング育成
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皆さんこんにちは。DX顧問サービスを運営しております林です。
コロナ禍も、もう3年になろうとしています。当初はどう対応したら良いのかわからなかった私達も、少しずつ慣れる一方で、4波、5波、6波、と続き、もはや以前の生活に戻れる日はこないのかもしれないとさえ感じられるようになってきています。
中にはこれまで行っていた業務が消滅、あるいは激減してしまう場合もあるかと思います。これにより従業員の配置換えを余儀なくされてしまった、ということもありえるでしょう。
せっかくなので、リスキリング、学び直しとしてDX人材になってもらうというのが良いのではないかと思います。場合によっては経営企画部門へと異動可能な人材が育成出来る可能性もあります。
そこで、あまりITのことが詳しくない人材に、DX人材になってもらうために会社が人材教育として取り組むとよいことをまとめました。ここから始めてもらえればよいかと思います。ITに対して馴染みがない方にとっては、なるべく簡単なところから始めるのが良いでしょう。ということで、難易度にも配慮した形でまとめてみました。社内人材の再配置として、御参考頂けますと幸いです!
また、今回のトピックの前提として、DX人材に求められることについても書いてありますので、よければこちらもご参照下さい。
今回の記事では、上の記事よりも前段階の、入門の位置付け、つまり育成の観点での説明とさせて頂きます。
様々な海外のツールを知る機会を設ける
社内のDX化を行う上で、開発はもちろんできたほうが良いです。ですが必須ではありません。むしろそんなことよりも、役に立つツールをよく知っていることの方が社内としては価値が高いです。業務で直面する様々な課題のうちいくつかは、既存のツールで解決できるものもあります。
ただ、国内ツールだけだと十分ではないことも多いです。海外のツールの方が圧倒的に充実しています。
また、人によっては知るだけで腹落ちする人もいれば、実際に触ってみないと腹落ちしない人もいると思います。だいたいのSaaSは無料利用期間が設定されているので、実際に触って見ることをオススメします。これで、「あ、そういうことか」と納得できます。
営業、マーケティング、バックオフィスの事務など、基本的にどの分野でも海外のツールは先進的です。知って使ってみることで、業務にどの様に活かせるかのイメージを沸かせることができます。
日本にも同様の機能を持つツールも存在している場合がありますが、圧倒的に海外のツールのほうが安くて高機能な事が多いです。
APIについて学習する機会を設ける
APIというのをご存知ですか?難しく考える必要は全く無くて、何か情報を投げると、情報が返ってくる、それだけのことです。ただ、情報の投げ方は、画面があるわけではなくて、データだけの通信として行う必要があります。
なんでAPIを学習項目として挙げる必要があるのか?と思われるかもしれませんが、APIはますます重要になってきています。海外のサービスではサービス間での連携が行いやすくなっていることが多いです。
つまり、あるサービスだけでは自社の持つ課題は解決できないけど、組み合わせることで課題が解決できることがある、ということです。この「組み合わせる」ときに、APIを利用して組み合わせることになるので、APIについては理解しておく必要があります。現在では、昔のように大掛かりなシステムではなくても、APIを組み合わせることによって大きな処理が行えるようになっています。
APIエコノミーという言葉があります。APIを組み合わせることで、あるサービスだけではなく、どんどんと出来ることが増えて来る、という意味です。
データベース、プログラムについて学習する機会を設ける
エンジニアになる必要はないものの、基本的なツールがどういう仕組みで動いているかは知っておいたほうが良いでしょう。プログラムとデータベースの役割分担について理解しておく事も大切です。
社内DX化の過程で高い確率で必要となるKPIの導入においても、データベースの概念が出てきます。
よく「エクセルにデータがあってそこから集約したい」というお話を頂くのですが、実際にエクセルを見てみると、まさしく帳票のようなデザインになっていて、データベース形式になっていない、という場合もよくあります。このような場合、そのままの形式だとデータが取得できないので、データの様式を変更頂く必要が出てきます。しかしすでに業務としては固まっているので、業務変更が必要になります。担当者によっては変化を嫌う方もいらっしゃいます。
データベースについて理解しておくことで、こういった問題は避けることが出来ます。プログラムの基本的な動き方については、『Python juypter notebook』という、初心者の方でも対話形式で簡単に学ぶことが出来るツールがありますので、こちらでやってみれば十分でしょう。
出典: jupyter公式ページより。URLはこちら
最後に
学び直し、スキルアップというのは、成長に対する本人の高いモチベーションが要求されます。まずそれが前提にあって、その上で成り立つ概念です。わたし自身も常々感じていることですが、働かれている方の向上心を鑑みながら、十分に成長への意欲があると判断できるのであれば、DXについてのトレーニングを受けてもらうのが良いでしょう。